2004-03-01から1ヶ月間の記事一覧

日本医師会の見解

「医療の実践と生命倫理」についての報告 http://www.med.or.jp/nichikara/seirin15.html 日本医師会は、日本の医療に関してもっとも影響力のある団体であるといえる。そこの公式な方針が示されていると思われるので、とりあえずURLの紹介だけだが、じっくり…

効果が実証されない検診はやめるべきか

Asahi.com に興味深いニュースが掲載されていた。検診の効果に疑問が出されていた30歳代の乳がん検診を廃止することになったのだが、強硬な反対意見もあったようだ。「30代の乳がん検診廃止 視触診単独「意味ない」と判断 」 http://www.asahi.com/health/…

コンピュータ倫理学 ISBN:4274079546

2002年 デボラ・G・ジョンソン 著 水谷雅彦・江口聡 監訳 オーム社 哲学者によって書かれたコンピュータ利用に関わる倫理問題を取り上げた本格的な本。原著は Computer Ethics 3rd Edition (2001)。 この本にはコンピュータ・インターネットに関する倫理問題…

倫理力を鍛える

2003年 加藤尚武 編著 小学館 発行 ISBN:4093874336編集者のさまざまな質問に主として若手の倫理学者が回答するというスタイルの本。必ずしも妥当な回答が提示されているわけではないく、これ倫理学からの回答? と首をひねりたくなるようなものもある。応用…

食品安全委員会のウェブサイト

食品安全委員会は内閣府に設置された機関であり、平成15年7月1日に設置された。 消費者に対する広報活動はここを拠点として行うことが期待されているのだろう。高病原性鳥インフルエンザについての情報も以下のサイトにまとめられている。http://www8.ca…

経営者の自殺について

鳥インフルエンザそのものによる死者は日本では確認されていないが、鳥インフルエンザ「騒動」による初めての犠牲者が出た。http://www.asahi.com/special/avian-flu/TKY200403080054.html経営者の自殺については、公共の場で真実を語るべきであったという論…

問題提起

今年に入ってからニワトリの鳥インフルエンザ感染に関するニュースが急増している。2004年度の「科学・技術と人間の倫理」でも取り上げられる可能性があるだろう。 鳥インフルエンザそのものの問題は、以下のとおりである。 鳥からヒトへ感染する可能性が少…