2004-04-01から1ヶ月間の記事一覧

行政の調査

国土交通省が都道府県に指示して自動回転ドアについての実態調査を行った。 国土交通省では4月19日に発表されている。 http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha04/07/070419_.html 私の地元北海道の分は4月15日付けで道内分が公表されている。 http://www.pref.ho…

自己責任論に対するパウエル国務長官の見解

米国国務省のウェブサイトに日本のテレビ局が行ったインタビューが掲載されている。 http://www.state.gov/secretary/rm/31489.htm But even when, because of that risk, they get captured, it doesn't mean we can say, "Well, you took the risk. It's y…

その他の非難

人質が国や国際社会に迷惑をかけた、という論調も一部にあった。ある政治家はかかった費用を計算すべきだと言った。いずれも解放される前の危険な状態がつづいている時期にである。 功利主義的に考えれば、このような議論は人質の返還にまったく役立たないば…

自己責任論の蔓延と他者への不寛容

イラクの人質事件を聞いたとき、私の家内が言った言葉も「でも自分で危ないところにいったんでしょう?」というものだった。電話や郵便で嫌がらせをするほどではなくても、物言わない「自己責任」支持者は相当数に上るのかもしれないと思った。 自己責任論の…

自己責任とは?

戦争状態のイラクで発生した日本人人質事件は技術倫理の問題ではないが、被害者に対して「自己責任」ではないかという非難がなされたことに私は大変違和感を覚えた。 技術倫理でよく言及される「自己決定」や医療倫理における「インフォームド・コンセント」…

社長の供述

この件の報道姿勢については本来の使命である事実を明らかにするというより、責任を問い糾弾する傾向が強かった、という疑問を持っている。ただ、経営者側の「事実を明らかにしない姿勢」が報道側の対応に火をつけてしまった面もあるようだ。 毎日新聞のweb*…

親が悪いのか?

技術倫理の話題ではないが、この事件のケースで子どもを監督しなかった親の責任に言及しているものがあった。エレベータやエスカレータにおいては子どもに対する注意事項が明記されているケースが多く、誰もが注意すると思われるが、自動回転ドアの危険性に…

行政の責任

2004/4/3 追記毎日新聞のWebによると、行政の対応にも「重大な見落とし」があったようである。 回転ドア事故:国交省が危険性を認識 具体策を講じず http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20040402k0000m040156000c.html 国土交通省が昨年2月、「回転…

責任はだれに?

2004年3月26日午前11時半ころ、東京都の六本木ヒルズの森タワー2F正面入り口にて6歳の男児が回転ドアにはさまれて死亡する事故があった。http://www.asahi.com/special/doors/情報がいまだ整理されていない中で問題点を抽出するのが難しいが、以下のポイント…