2004-01-01から1ヶ月間の記事一覧
終了した講義「科学・技術と人間の倫理」の聴講のために通った北大の高等教育センター(旧教養部)の玄関。 実際の講義を行った場所はこの写真では見えない奥の新しい建物。また、この建物の南側には図書館があるが、2階部分でつながっているので外に出る必…
2000年の事件なので新しくないが、ソフトウェアの欠陥、それを搭載したPCベンダの責任について重要な指摘がなされていると思われる。この問題自体は今でもまったく改善されていないように思われる。「Javaセキュリティ・ホールにみる企業責任」(高木浩光 電…
ジャパンメディアネットワークの倒産に関連した ITmedia (旧 ZDNet Japan)の 記事を読んで考えた。「JMネットと、報道のジレンマ」 http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0401/26/news035.html「技術的にありえないということを言うのは非常に難しい…
きょうびの大学生は勉強しない・話ができない・幼稚などと評されることもあるようだが、北大のこの授業に集まった学生(3つのコースで30人程度だったらしい)についていえば、私が学生だったころ(約20年前)を思い出しても決して劣ることはない*1。適切な課…
本日は、3クラス合同のまとめの講義がおこなわれた。タイトルは「科学・技術に対する地球市民の責任」という大きなもの。本講義のポイントは以下のとおり: 技術の発達は人間や社会を変えていく。一方で技術は社会の影響や要求を受けて進展する。 クランツバ…
北大で1月24日・25日と開催されたワークショップ http://www.hucc.hokudai.ac.jp/~k15696/home/Kouchiku.html 全日程を聴講したかったが、そんなことをすると家庭が崩壊する恐れがあったので、24日の午後のみ聴講した。1/31 追記技術者倫理というのは、特に…
いろいろな報道があるが、名義貸しを受けていた病院の言い分もあるこの記事を引用したい。http://www.asahi.com/national/update/0119/033.html 同病院の事務長(49)は「ルールを知らなかったわけではないが、世間から批判される行為としての認識はなかっ…
授業は今日を含めてあと2回。今日は、「科学・技術と人間の倫理」で3つに分かれていたクラス(ジャーナリズム、生物と生命、テクノロジー)合同でそれぞれの代表からまとめを発表する形態。 最初はテクノロジーのクラスから、内部告発について経営者サイドの…
Asahi.comより 半年前の卵5万個出荷、採卵日の偽装も 京都の養鶏組合 http://www.asahi.com/national/update/0111/024.html ここでの「倫理的ポイント」は以下の箇所。 担当の従業員が「品質に問題はない」として、保管していた5万個の卵を10個入りのパ…
翌日もグループ討論が予定されているが、私が出席できないためもう1日設定してもらった。 ここでの収穫はメンバーの以下の発言。 自分が何をやっているのか分かっていないのではないのだろうか? 細菌に汚染された食品を作ってしまったときに、それを隠蔽し…
経営者が企業の社会的責任を果たすためには、以下のような対策が必要だと思われる。 大樹工場で起こったような事故を隠させない関係の構築。 経営層が常に判断ができるような緊急連絡体制。 企業の理念(安全な食品を提供するなど)の実践・徹底。 経営層に…
事実として、食中毒の発生は経営層に伝わるのが遅れた(株主総会のため経営層が札幌に出張しており、移動中であったことが災いしている)。そのような条件下であっても以下のような方法はとることが可能だったと思われる。 その時点で判明している情報を元に…
発表はメンバーがそれぞれの以下の立場で被害を食い止めたり真相解明に寄与する場面においてどうするか考えることになっている。 雪印乳業社長 大樹工場長 大樹工場で脱脂粉乳の検査を行った人 大樹工場で書類改ざんを命じられた人 大樹工場で脱脂粉乳の製造…
1月4日付けの朝日新聞を見たら、昨年のACCSでの個人情報流出の可能性指摘についての「行き過ぎ」をにおわせる記事が掲載されていた。Asahi.com 「ネットの脆弱さに警鐘」国立大研究員が個人情報を公表 http://www.asahi.com/tech/asahinews/TKY200401030222.…
月曜日からは会社。レポートのドラフトも書いておかないと。