遺伝子治療臨床研究に関する指針

遺伝子に関する公的な倫理指針といえるものについて2つ確認できたうちの1つ。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2002/11/s1107-5i.html
ざっと見ると「なんにでも応用できそうな倫理指針」という印象がぬぐえない。手間暇かけてこの程度のものを作るものなんだろうか。こんなんでいいんだろうか?
私の不満を分析してみると、この指針は遺伝子治療に特化した事項がほとんどなく、手続き・体制・記録・審査委員会の構成といった外形的なものに終始しており、数少ない具体的な指針についても遺伝子治療についての倫理的な見解や判断の基準を提示していないことにある(第1章の第6、生殖細胞等の遺伝的改変の禁止)。
なんか、読む価値のない指針だ。