半年前の卵出荷

Asahi.comより
半年前の卵5万個出荷、採卵日の偽装も 京都の養鶏組合
http://www.asahi.com/national/update/0111/024.html
ここでの「倫理的ポイント」は以下の箇所。

担当の従業員が「品質に問題はない」として、保管していた5万個の卵を10個入りのパック詰めに。

「品質に問題はない」のが事実であれば出荷処置は妥当なものである。でも、本来は「品質に問題はないだろうか」と自問すべきところであった。
担当者は「問題がない」と判断するために自分で食べてみたり他の人に相談したりしたのだろうか?
食品にかかわる技術者として「思い込みによる誤った判断」はしてはならないことであったと思う。ただ、「思い込み」というのはその性質上組織上部からのチェックがなされないことが多い。
倫理的に誤った行動をとらないためには、技術的に正確な知識を持つと同時に、絶えず自分の判断を人に検証させる謙虚さが必要だろう。