授業について

きょうびの大学生は勉強しない・話ができない・幼稚などと評されることもあるようだが、北大のこの授業に集まった学生(3つのコースで30人程度だったらしい)についていえば、私が学生だったころ(約20年前)を思い出しても決して劣ることはない*1。適切な課題設定・議論のフレームがあったためだろう。少ない時間でかなりの成果をあげたと思う。
複雑な状況下でどう選択しどう生きるべきか、という問いは意識の高い一部の人たちの者だけでなく、この授業に参加こそしなかったけれど潜在的に多くの人たちが持っている問題意識であると信じている。
後期開講の授業で15回あったが、講義は4回、全体発表やオリエンテーションが2回あったため、実質的なケース・スタディ形式の討論は9回しかとることができなかった。そのうち3回は発表日であったので、授業中にはほとんど討論ができなかったこと、議論の進行について指導を受けることがあまりできなかったことが心残りである。1つのケース・スタディに1ヶ月(4回)はかけてもよいと思う。

この授業の内容をベースに教科書を作成しているとのことである。1年以内(いや後期の授業に間に合わせるのなら10月までにはできるだろう)にできると思うので、できたらこの日記でもあらためて紹介しようと思う。

*1:周囲の仲間をみてのことで、私自身はまったく劣っていた。