2003-01-01から1年間の記事一覧

遺伝子診断と生命保険

遺伝子診断の倫理問題にはいろいろあるが、保険加入における問題がその一つとして挙げられる。私の認識では保険加入にまつわる問題は2点ある。 保険会社が遺伝子診断を行うことにより、発症リスクの高い人の保険加入を拒否したりするかもしれない。 発症リス…

技術者倫理の世界 ISBN:4627973012

藤本 温/編著 森北書店(1900円) まだ買っていない。購入してみるつもり。 昨日の授業 id:tshiga:20031118 で紹介された「フォード・ピント事件」についても記載されている。 http://www.morikita.co.jp/mokuji/9730.html

哲学・倫理学用語集

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功利主義の説明をgoogleで探したら出てきた(そして大変役に立った)ので、ここでもご紹介。http://www.ethics.bun.kyoto-u.ac.jp/~kodama/ethics/wordbook/index.html

遺伝子・DNAに関する書籍

なかなか良いのが見つからず、質より量の戦略で図書館のブルーバックス棚から3冊。高校のころから生物や化学が嫌いだったので、かなり苦しい。

フォード・ピント事件

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技術倫理の講義では定番になってしまった事件(でも私はぜんぜん知らなかった)。これはフォード社が発売した小型車PINTOの欠陥により衝突時に車両火災の恐れがあったにもかかわらず、全車両の改修コストと死亡者に払う保険金などを比較して、コスト上昇につ…

第7講(モラル・セオリーその2)

「科学・技術と人間の倫理」の第7講。この授業は10月から毎週火曜日に開講されている。半期の授業なので折り返し点が近い。モラル・セオリーは3コース合同の全体講義であり、各コースで議論した内容が倫理学の立場から見てどうなっているのかを復習する機会…

生殖補助医療制度の整備に関する報告(厚生労働省)

この報告「精子・卵子・胚の提供等による生殖補助医療制度の整備に関する報告書」は厚生科学審議会生殖補助医療部会の報告であるが、日本で代理出産等を禁止する根拠となる法律のもととなると思われるので、これを読むことで法律がどうなるかを予想すること…

科学技術会議(旧)の生命倫理委員会

現在総合科学技術会議というものになっているので、収められた答申はやや古いですが、内容としては熟読に値するものばかり。こんどのお題は遺伝子治療ですから、まずヒトゲノムとは何というところから勉強をしておかないといけない。http://www8.cao.go.jp/c…

日本産科婦人科学会の見解について

日本産科婦人科学会の「代理懐胎についての見解」が発表されている。日本における生殖補助医療の現状を知る上でも参考になると思われるので、ここで紹介しておきたい。http://www.jsog.or.jp/kaiin/html/H15_4.htmlこの見解では代理懐胎(ホスト・マザーとサ…

第1のテーマ「生殖医療の限界」について

このテーマの討論は終了しており、生殖医療や生殖補助医療という名称で行われるいわゆる不妊治療についての調査と討論が行われた。折をみて資料と議論をまとめていきたい。 この討論の途中で、奇しくもある芸能人による代理母による出産表明(代理母・代理出…

「生物と生命の倫理」コースについて

私が選択したコースは「生物と生命の倫理」であるが、ここでの討論テーマは3つある。 生殖医療 遺伝子治療 雪印低脂肪乳食中毒事件(牛肉偽装事件としたが勘違いであった。20031225修正) すでに、生殖医療についての討論と発表は終了しており、現在遺伝子治…

「科学・技術と人間の倫理」について

北海道大学の全学共通科目(自由選択)として2003年後期に開講。ジャーナリズム・生命・テクノロジーの3コースが平行して開講され、いずれかのコースを選択する。私は生命のコースを選択している。原則としてコースごとに異なる課題が提示され調査・討論・発…

はじめに

このノートは、北海道大学で2003年度後期の授業として実施されている「科学・技術と人間の倫理」のノートとして作成したものである。参考となった文献やウェブサイトへのリンクを保存するだけでなく、授業のノート兼議論の場として日記サイトがどのように利…