2004-01-01から1年間の記事一覧

食品安全委員会のウェブサイト

食品安全委員会は内閣府に設置された機関であり、平成15年7月1日に設置された。 消費者に対する広報活動はここを拠点として行うことが期待されているのだろう。高病原性鳥インフルエンザについての情報も以下のサイトにまとめられている。http://www8.ca…

経営者の自殺について

鳥インフルエンザそのものによる死者は日本では確認されていないが、鳥インフルエンザ「騒動」による初めての犠牲者が出た。http://www.asahi.com/special/avian-flu/TKY200403080054.html経営者の自殺については、公共の場で真実を語るべきであったという論…

問題提起

今年に入ってからニワトリの鳥インフルエンザ感染に関するニュースが急増している。2004年度の「科学・技術と人間の倫理」でも取り上げられる可能性があるだろう。 鳥インフルエンザそのものの問題は、以下のとおりである。 鳥からヒトへ感染する可能性が少…

自民党の生命倫理及び臓器移植調査会

政権与党であるので、自民党の生命倫理にかんするスタンスは知っておいてもよいと思います。それにしても、ホームページからだけでは、情報が断片的過ぎてどうなっているのかわからない。2002年(平成14年)7月17日http://www.jimin.jp/jimin/daily/02_07/17…

図書館で借りた本

暴走する遺伝子 2002 岡田正彦 ISBN:4582851614 ES細胞 万能細胞への夢と禁忌 2000 大朏博善 ISBN:4166601059 ヒトは環境を壊す動物である 2004 小田亮 ISBN:4480061525いずれも新書であり読みやすく書かれています。

リスク、環境および経済

ISBN:4326502452 注文しようか図書館で借りようか思案中。

はじめての生命倫理

ISBN:4326153733 注文しようか図書館で借りようか思案中。

倫理的に妥当なコンピュータシステムの脆弱性調査と報告の方法(その2)

ITmediaというウェブサイトに、「ACCS事件」についての続報が掲載されていた(2月6日付)http://www.itmedia.co.jp/enterprise/0402/06/epn04.html重要と思われる論点を引用する。まず、ACCS側のコメント。 「CGIの脆弱性を指摘するな、とは言わない。しかし…

倫理的に妥当なコンピュータシステムの脆弱性調査と報告の方法

id:tshiga:20040104 にて朝日新聞が先行して報道していた件で、脆弱性の公開をした人が逮捕されるという事態になった。以下のメーリングリストアーカイブでは、公的な機関による調査指摘の必要性などが議論されている。 http://memo.st.ryukoku.ac.jp/archiv…

検索サービスの社会的責任

というものが本当にあるのか、倫理問題としてふさわしいのか整理できていないが、ある会社からの削除要請に応じた大手検索サイトの話が話題になっているので、いずれ整理してみたい。「株式会社ウェディングがはてなダイアリーに圧力?」 http://slashdot.jp…

男女産み分けの倫理問題

私が1月まで参加していた北大の「科学・技術と人間の倫理」でも取り上げられた遺伝子診断、それに伴う選択的中絶などの問題はグループで議論したところだ。 と書いたが、読み返してみると「はてな?ダイアリー」では12月2日のところで終わっており、グループ…

環境リスク論

ISBN:4000028189

環境倫理学のすすめ

ISBN:462105032X

環境と倫理

ISBN:4641120560

政策形成のための倫理と事故時の倫理

言い方を変えると平時の倫理と有事の倫理とも言える。これらは分けて考えるべきだろうか? 分けたとすると共通するところ・違うところはなんだろうか? すでに先行する研究があるとも考えられるので、こちらについても少しずつ自分の考えをまとめていきたい。

予防原則って何だろう?

授業は終わってしまったので、独学モードで技術倫理の周辺をいろいろ調べて適切な判断とは何か考えてみたい。 「予防原則」という言葉がある。どこで出てきた言葉かは思い出せないが、6ヶ月前には知らなかった言葉なので、雑誌か本を読んでいる過程で目にし…

北大の記念写真

終了した講義「科学・技術と人間の倫理」の聴講のために通った北大の高等教育センター(旧教養部)の玄関。 実際の講義を行った場所はこの写真では見えない奥の新しい建物。また、この建物の南側には図書館があるが、2階部分でつながっているので外に出る必…

JAVAのセキュリティ問題に対するPCベンダの対応

web

2000年の事件なので新しくないが、ソフトウェアの欠陥、それを搭載したPCベンダの責任について重要な指摘がなされていると思われる。この問題自体は今でもまったく改善されていないように思われる。「Javaセキュリティ・ホールにみる企業責任」(高木浩光 電…

書くべきか書かざるべきか

web

ジャパンメディアネットワークの倒産に関連した ITmedia (旧 ZDNet Japan)の 記事を読んで考えた。「JMネットと、報道のジレンマ」 http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0401/26/news035.html「技術的にありえないということを言うのは非常に難しい…

授業について

きょうびの大学生は勉強しない・話ができない・幼稚などと評されることもあるようだが、北大のこの授業に集まった学生(3つのコースで30人程度だったらしい)についていえば、私が学生だったころ(約20年前)を思い出しても決して劣ることはない*1。適切な課…

最後の授業

本日は、3クラス合同のまとめの講義がおこなわれた。タイトルは「科学・技術に対する地球市民の責任」という大きなもの。本講義のポイントは以下のとおり: 技術の発達は人間や社会を変えていく。一方で技術は社会の影響や要求を受けて進展する。 クランツバ…

ワークショップ「技術者倫理の構築」

北大で1月24日・25日と開催されたワークショップ http://www.hucc.hokudai.ac.jp/~k15696/home/Kouchiku.html 全日程を聴講したかったが、そんなことをすると家庭が崩壊する恐れがあったので、24日の午後のみ聴講した。1/31 追記技術者倫理というのは、特に…

医学部の名義貸し問題

web

いろいろな報道があるが、名義貸しを受けていた病院の言い分もあるこの記事を引用したい。http://www.asahi.com/national/update/0119/033.html 同病院の事務長(49)は「ルールを知らなかったわけではないが、世間から批判される行為としての認識はなかっ…

合同発表会

授業は今日を含めてあと2回。今日は、「科学・技術と人間の倫理」で3つに分かれていたクラス(ジャーナリズム、生物と生命、テクノロジー)合同でそれぞれの代表からまとめを発表する形態。 最初はテクノロジーのクラスから、内部告発について経営者サイドの…

半年前の卵出荷

web

Asahi.comより 半年前の卵5万個出荷、採卵日の偽装も 京都の養鶏組合 http://www.asahi.com/national/update/0111/024.html ここでの「倫理的ポイント」は以下の箇所。 担当の従業員が「品質に問題はない」として、保管していた5万個の卵を10個入りのパ…

グループ討論

翌日もグループ討論が予定されているが、私が出席できないためもう1日設定してもらった。 ここでの収穫はメンバーの以下の発言。 自分が何をやっているのか分かっていないのではないのだろうか? 細菌に汚染された食品を作ってしまったときに、それを隠蔽し…

より根本的な対処

経営者が企業の社会的責任を果たすためには、以下のような対策が必要だと思われる。 大樹工場で起こったような事故を隠させない関係の構築。 経営層が常に判断ができるような緊急連絡体制。 企業の理念(安全な食品を提供するなど)の実践・徹底。 経営層に…

雪印社長ができたであろうこと

事実として、食中毒の発生は経営層に伝わるのが遅れた(株主総会のため経営層が札幌に出張しており、移動中であったことが災いしている)。そのような条件下であっても以下のような方法はとることが可能だったと思われる。 その時点で判明している情報を元に…

雪印食中毒事件(発表ドラフト)

発表はメンバーがそれぞれの以下の立場で被害を食い止めたり真相解明に寄与する場面においてどうするか考えることになっている。 雪印乳業社長 大樹工場長 大樹工場で脱脂粉乳の検査を行った人 大樹工場で書類改ざんを命じられた人 大樹工場で脱脂粉乳の製造…

コンピュータシステム脆弱性指摘のあり方について

1月4日付けの朝日新聞を見たら、昨年のACCSでの個人情報流出の可能性指摘についての「行き過ぎ」をにおわせる記事が掲載されていた。Asahi.com 「ネットの脆弱さに警鐘」国立大研究員が個人情報を公表 http://www.asahi.com/tech/asahinews/TKY200401030222.…